「ストラクチャルブラック」のもつ可能性のお話。

 

カラチェン企画の結末にこんな目からウロコな結末が待っているとは思っていなかった。


私は「ストラクチャルブラック」という推しの選んだ新しい担当カラーに度肝を抜かれた。いい意味で。

 
「ストラクチャルブラック」そのものについて、そして推しが選んだこの「ストラクチャルブラック」というカラーのもつあらゆる可能性についてそれぞれ考えたことをまとめておきたいなと思う。

 


先に謝っておきますが、流れも何も考えずに言いたいことをとりあえず書いたので読みにくいです。ごめんなさい。

 

 

 

 

 


「ストラクチャルブラック」そのものに関して

 


ストラクチャル(構造の〜)とブラック(黒)の造語。
ストラクチャルカラーで構造色。
この構造色を表す「ストラクチャル」部分に関しては瑞生くんのブログと色を選んでいる動画において詳しい説明はされているのでそれを見て欲しい。


簡単に書くと構造色はそれ自身には色(色素)はないがそのものの構造により色んな波長の光を複雑に反射させ、干渉させることであらゆる色に見える、その色のことを色素による色とは区別して構造色と呼ぶらしい。
色素によって構成されるいわゆる一般的な色とは違い、光によって構成される色といえばいいのだろうか。
私が構造色に関して調べて理解したことはこんな感じだ。


問題は「ブラック
これに関しては色を選ぶ動画での
ブラックっていうのは1個入れたいなとは考えていた
の一言以外特に触れられていない。
ブラック…を入れたかった理由に関しては本当に分からない。


ブログでのぜーんぶ僕の色😊を踏まえて、「ストラクチャルブラック」がこの世の中で色と呼べる全ての色を表すとするならばこのブラックはブラックである必然性があると私は思う。


構造色は赤〜紫の波長の光が反射し干渉することでできる色である。
つまり全波長を吸収したときの色である黒は私の理解では構造色に含まれないのでは…と思う。
構造色+黒で全ての色 になるのではないか。


はたまた、「色に縛られたくない〜自由に全ての色を自分に詰めてみようと思った」とブログで言っているので
色に縛れず、自由な様を「ストラクチャル」、全ての色を自分に詰めた様を「ブラック」で表しているのではないか…。


どちらも机上の空論でしかないが、ストラクチャルとブラックが合わさったのは偶然でも気まぐれでもなくて必然なのでは…と私は思ってしまった。


瑞生くんはこんな物理的な理由ではなくて、もっと感覚的な理由で「ブラック」を入れたいなと思っていた可能性の方が高いなとは思っている。
でもそれは本人に聞かないと分からないのであくまで与えられた情報と知識からのみ考えられることで無理やりまとめてることだけは御容赦ください。

 

※11/23 追記①

8/12のキャラアニにて瑞生くんにストラクチャルブラックに関して少し聞くことができた。
ストラクチャルブラックのブラックを入れたかった理由、ブラックの意味について聞いたら

「ブラックを入れたかった理由はとくにない。ブラックの意味は無い。どうしてもストラクチャルを使いたくて。ブラックよりストラクチャルが言いたくて。ストラクチャルが全部の色ってことで、それが言えればよかった。全部の色が僕の色ってことだけが言いたかったんだよね。」とお話してくれた。

ほかの人にもこの日は色についてたくさん聞かれたと思うし、それぞれになんて説明をしたのかはわからないけれど、私が自分の耳で瑞生くんから聞いたストラクチャルブラックはこんな感じでした。

 

なんとか無理矢理納得しようとして上に連ねたブラックの解釈は本当に机上の空論にしか過ぎなくて、ブラックに意味はない、入れた理由はないと言われ、ブラックはどこから出てきたのだろう、なんで入っているのだろうという謎が深まってしまって自分の中でストラクチャルブラックがわからなくなりました。

 

 

 


「ストラクチャルブラック」がもつ可能性のお話


まずは振り出しに戻って「担当カラーとは?」という所から考えたい。


担当カラーってなんだろう。
その人が受け持つカラーのこと。
多分本人と1番結びつきが大きいもので第一印象を左右するものにさえなりうるもの。


言葉を選ばずに言うと誰にでもその人という人がわかりやすく取っ付きやすくなるように、人を分類するためのものでレッテルの一種だと思ってて。


だから論理記号で表すと【○○くん⇒××色】は成り立つけど【××色⇒○○くん】は成り立たないものだと私は思っている。
【○○くん∈××色】こそが担当カラーなのではないか。


でも「ストラクチャルブラック」という色はこの担当カラーという概念を覆す提案だと私思う。


【ストラクチャルブラック⇔板垣瑞生】が成立するような気がするからだ。


担当カラーとは「受け持つカラー」という前提条件を完全に覆された。

 


担当カラーを選べない!こうするしかない…!
「ぜーんぶ僕の色😊」

 


この選択は一見逃げのようにも見えるかもしれない。
でも選べないから選ばなかったのではない。
選べないから全てを選ぶという考えに至った瑞生くん。
本当にすごいなと思う。

 


そしてそれと同時にストラクチャルブラックというのはなんとも多様な価値観に寛容な選択だと私は思う。


見る人それぞれが瑞生くんに抱く印象で、見る人自身が瑞生くんに色をあてていけばよくて、それを瑞生くん自身が「この色です」って統一することはしたくないから故の答えなのかもしれない。


こちらが瑞生くんといえばこの色だとひとつの色に勝手に決めるのもよし、決めないのもよし、すべてこちら側に判断は委ねられてる。
こちら側の勝手な解釈やどんな捉え方もすべてが間違いではなくて、瑞生くんはその全てを受け止めて認めることができる「ストラクチャルブラック」っていう色にたどり着いたのかなと思う。
誰一人のことも否定せず、みんなの思いをなるべく汲み取りたい、そんな瑞生くんの優しさゆえの選択なのかなと私は思う。

 

 


そんなことは頭でわかってる、そしてその瑞生くんの選択はとっても瑞生くんらしくて素敵だなと思うし、そんな瑞生くんの優しさの象徴ともいえる「ストラクチャルブラック」という色が私は好きだなあって思う。

 
でもその気持ちとは違うところで心のほんの片隅にオレンジに対する名残惜しさがずっとあって。オレンジが特別な色ではなくなって、瑞生くんを表すあらゆる他の色と肩を並べてしまう寂しさが拭えなくて。


オレンジも含まれてる、そこはありがとうって思う。
オレンジを選んでもいいんだよってことだと思うから。
瑞生くんのイメージをオレンジと捉えてオレンジだって言っていいっていうその候補色にちゃんとオレンジも入れてくれたのはありがとう。


でも少なからずカラーチェンジ前までは「オレンジ」は特別な色だった。

ほかの色と並列ではなかった。瑞生くんを語る上で。


だけど、ストラクチャルブラックにおけるオレンジはほかの色と並列だから、モヤモヤしちゃうのかもしれない。
自分の心のなかでしかオレンジを特別にしておけないから寂しいのかもしれない。
正式に公式にオレンジが特別なんだよって言って欲しいのかもしれない。
(それってオレンジを選んで欲しかったってことになっちゃうのかな)
この気持ちにいつ折り合いをつけられるのかは分からない。
時間が解決してくれるのか、それとも永久に心にしこりとして残り続けるのか。

 

 


そしてもう1つ。
切り口を変えて考えたときに、色を選択するという概念を飛び越えた「ストラクチャルブラック」という瑞生くんの答えはある意味グッズや衣装を制作する運営への宣戦布告なのかもしれないとも私は思ってしまった。
「カラーチェンジ」という企画に対して瑞生くんが投じた一石が「ストラクチャルブラック」なのではないのか。
上手く説明は出来ないけれど、誰しもが想像しなかった、ある意味のずる賢さすら感じる今回の「ストラクチャルブラック」という選択は「どの色でもいい」という優しさの裏に「どの色か決まっていない」面倒くささというか、大変さがあると思っていて。
それは運営がどう対応していくのかにかかっているし、そこはひとつ挑戦なのかなと思う。


瑞生くんは動画で「1個の試みとして皆さんと楽しんでいけたら」と言っていることを考えると「試み」だから上手くいかないことが沢山出てきたらその都度何かしら対応が求められるし、まあ試行錯誤してどうにか「ストラクチャルブラック」という新たな色の概念を作っていくのかなと思う。
この色の行方は見守っていかないとわからないし、まだまだ全然何も見えてないのが現状だと思う。

 


最後に、動画で瑞生くんが言っていた「新しい担当カラーを作りたい。」
私は瑞生くんのこの言葉を聞きホットギミックの初日舞台挨拶の山戸監督の言葉を思い出した。

「青という言葉がなかった時代に人は青を認識できなかった。青という言葉があって初めて青という色が可視化された」
「ホットギミックという新たな色がこの映画によって認識されるようになることでホットギミックという新たな色が可視化されるようになってほしい」と言っていたことを。


瑞生くんを表すための新しい色「ストラクチャルブラック」
この「ストラクチャルブラック」は私たちが瑞生くんにいだく色として初めて可視化されるのかなと思う。
瑞生くんを表す色として世の中に「ストラクチャルブラック」という色が認識され浸透されていってくれたらいいなあって思う。

そしてストラクチャルブラックとともに、世の中にもっともっと板垣瑞生さんの唯一無二の価値が浸透していってほしいなと思う。

 
上手く言葉には出来ないけど、ストラクチャルブラックってすごく斬新な提案で、色んな可能性を秘めてると私は感じてる。


この瑞生くんの新しい挑戦を潰すも活かすもそれこそこれからの運営の力量しだいなのかなと思う。


どうか、この瑞生くんの選択が邪険にされないことを祈ります。

 

 

※11/23 追記②

ストラクチャルブラックという言葉に出会ってから3ヶ月が経ちました。
未だにストラクチャルブラックという色が私にははっきりとは見えてきていません。
衣装やグッズはやれる範囲でかなりストラクチャルブラックになっていたというのが私のこの約3ヶ月の印象です。
ペンラも瑞生くんのペンラは1枚多くシートが入っていてストラクチャル仕様になっていました。
衣装も黒を基調色とした上にストラクチャル加工がされていました。
ちゃんとストラクチャルは表されてはいる、できる範囲で。そこはありがたいなと思います。

 

でもこれが瑞生くんの言いたかったストラクチャルブラックなのか?という疑問が私の中から消えませんでした。
1つの色にとらわれたくない。全部の色が自分のカラー。それがストラクチャルブラックだと私は思っています。

 

でも現在のM!LKにはメンバーカラー制度が存在していてメンバーカラーのグッズや衣装が存在しています。
やはりそうなるといくら1色にとらわれない色というメンバーカラーの概念を覆す色を打ち出してもメンバーカラー制度の中にいる以上1つの固定色を担わなければならない。
ストラクチャルの中にも基調となる色が存在せざるを得ない。
その事実はわかる。ストラクチャルを全てで忠実に再現していくことが難しいことだってわかっている。

でも、じゃあ、その基調色は誰がどう決めるのか、決めたのか。
今現在の基調色はブラック。
ストラクチャルブラックとカラー名にブラックという言葉が入っているからであろう。

でも私はそこに違和感を覚えてしまう。
彼が入れた理由はない、意味もとくにないと確かに口にしたブラックが基調色として、一番彼を縛る色として扱われていることに。
ブラックはどこからきたんだ。

基調色が存在してしまうこと自体、このストラクチャルブラックの概念に反することだと思う。
だから基調色の1色に縛られてしまう運命は変わらないので色にこだわらない彼の中では基調色は何色でも問題ではないのかもしれない。
でも彼が色を1つに選んでない中でどういう成り行きかわからないが勝手に選んでもいないはずの黒が選ばれている現状は違和感しかない。

カラチェン企画という謎の企画がやれたんだとしたら、ストラクチャルブラックの基調色を決めようなんて企画もやってくれたらいいのになとか勝手なことを考えてしまう。

 

そしてもうひとつ私の中で引っかかっていることがある。
ストラクチャルブラックというカラー名を彼の口から聞く回数の少なさである。
私の勝手な印象かもしれないがストラクチャルブラックよりも玉虫色という表現を多用していると感じている。
私の解釈でしかなくて申し訳ないが玉虫色は構造色そのものを表す色でストラクチャルカラーを表す言葉なのでストラクチャルブラックという言葉よりもより瑞生くんの使いたかったストラクチャルが言える色なのではないかと思っている。
やはりそうなるとここでもじゃあ意味のないブラックはどこからきた?なぜ入っている?という疑問に戻ってしまう。

 

この3ヶ月で謎のブラックがいつのまにか基調色になっていて、全ての色が並列になるはずのストラクチャルブラックでとくに理由もなしにブラックだけが一歩前に出ている現状に疑問を感じてしまう。


私は基調色がブラックとなった納得のできる説明がほしいのかもしれない。

瑞生くん本人が基調色を選ぶところを見て納得したいのかもしれない。


ストラクチャルブラックが嫌なんじゃない。
オレンジに何が何でも戻ってほしいと言うつもりもない。
ストラクチャルブラックという色の可能性がたくさんあるからこそ、
ストラクチャルブラックという色を大切にしたいと思うからこそ、
今のストラクチャルブラックに違和感がある。
これが今3ヶ月経った段階での私の気持ちです。